確認問題・JWA1S35WMB6KT0RAFBN4SY5GX4

ひ素を含む排水の処理で、凝集沈殿を用いる場合の説明として、最も適切なものはどれか。

正解を見る前に5つの選択肢を比較し、解説では選択肢ごとの判断理由と根拠資料を確認します。

水質有害物質特論 09-HEAVY-METALS-ARSENIC 応用 目安 95秒
Q

問題

ひ素を含む排水の処理で、凝集沈殿を用いる場合の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 1 ひ素は必ず気化させて大気へ放出する。
  2. 2 凝集沈殿では、ひ素は常に完全に水素ガスへ変わる。
  3. 3 凝集沈殿ではpHや酸化状態は一切影響しない。
  4. 4 鉄塩などによる凝集・共沈を利用して除去する方法がある。
  5. 5 ひ素は栄養塩であり、富栄養化対策だけで処理すればよい。
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正解 4

解説

ひ素及びその化合物は排水基準の有害物質として扱われ、規制値の判断には告示に基づく検定方法を用います。ただし、法令・告示は規制対象と測定方法の根拠であり、処理条件そのものの根拠ではありません。 処理技術としては、鉄塩などによる凝集・共沈や吸着などを検討する場合があります。ひ素の化学形態、酸化状態、pH、共存物質により処理性が変わるため、前処理、固液分離、汚泥管理を含めて条件を確認します。特定pHで常に完全除去できる、薬品添加だけでよい、という断定は避けます。

よくあるミス

  • 有害物質と栄養塩の混同

選択肢別解説

1. 誤りの選択肢

ひ素を大気へ放出する考え方は排水処理として不適切です。有害物質として水中濃度を確認し、適切な処理と検定方法で管理します。

2. 誤りの選択肢

凝集・共沈は、ひ素を固液分離しやすい形へ移すことを考える処理です。水素ガスへ完全に変える反応ではありません。

3. 誤りの選択肢

ひ素処理では、化学形態、酸化状態、pH、共存物質が処理性に影響します。一律に無関係とはいえません。

4. 正しい選択肢

鉄塩などによる凝集・共沈は利用される場合があります。ただし化学形態、pH、共存物質、前処理条件を確認して適用可否を判断します。

5. 誤りの選択肢

ひ素は有害物質として扱う項目です。窒素・りんの富栄養化対策だけで処理する考え方とは異なります。