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ひ素含有排水の処理法を選定するとき、化学形態や前処理を確認する理由として、最も適切なものはど…

正解を見る前に5つの選択肢を比較し、解説では選択肢ごとの判断理由と根拠資料を確認します。

水質有害物質特論 ひ素処理 応用 目安 100秒
Q

問題

ひ素含有排水の処理法を選定するとき、化学形態や前処理を確認する理由として、最も適切なものはどれか。

  1. 1 ひ素はpHや形態に関係なく、常に自然沈降だけで除去できる。
  2. 2 共沈・凝集沈殿後の固液分離や、吸着法での使用済み吸着材の管理を考える必要がない。
  3. 3 BODを低下させれば、ひ素濃度も同じ割合で低下する。
  4. 4 化学形態、酸化状態、共存物質を確認し、前処理や処理方法を選ぶ。
  5. 5 総ひ素濃度だけを確認すれば、酸化状態や共存物質を確認せず処理条件を決定できる。
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正解 4

解説

ひ素及びその化合物は排水基準で管理される有害物質です。ひ素含有排水では、化学形態、酸化状態、pH、共存物質により処理性が変わる場合があります。そのため、必要に応じて酸化などの前処理を検討し、共沈・凝集沈殿または吸着などの方法を排水性状に応じて選びます。固定したpHや薬品量ですべての排水を処理できる、または完全に除去できるという意味ではありません。

よくあるミス

  • 化学形態や前処理の確認を省く
  • 自然沈降だけで常に十分と考える

選択肢別解説

1. 誤りの選択肢

ひ素は化学形態や酸化状態が異なり、pHや共存物質によって処理性が変わる場合があります。自然沈降だけで常に除去できるとするのは不適切です。

2. 誤りの選択肢

共沈・凝集沈殿では、生成した固形物の固液分離が必要です。吸着法では、使用済み吸着材の交換、再生または適切な処分を考慮します。

3. 誤りの選択肢

BODとひ素は別の水質項目であり、BODの低下率からひ素濃度の低下率を判断することはできません。ひ素は、定められた検定方法で個別に確認します。

4. 正しい選択肢

As(III)とAs(V)などの化学形態や酸化状態、pH、共存物質によって処理性が異なる場合があります。これらを確認し、必要な前処理と処理方法を選ぶ考え方が適切です。

5. 誤りの選択肢

総ひ素濃度は管理上重要ですが、それだけでは化学形態や酸化状態、共存物質による処理性の違いを判断できません。処理方法の選定では、排水性状に応じてこれらも確認します。