確認問題・KNND2ZBGT48GZCY3KB06NVEEX4

重金属を含む排水の水酸化物沈殿処理に関する一般原則として、最も適切なものはどれか。

正解を見る前に5つの選択肢を比較し、解説では選択肢ごとの判断理由と根拠資料を確認します。

水質有害物質特論 09-HEAVY-METALS-HYDROXIDE-PRECIPITATION 標準 目安 110秒
Q

問題

重金属を含む排水の水酸化物沈殿処理に関する一般原則として、最も適切なものはどれか。

  1. 1 すべての金属イオンは同じpHで最小溶解度となる。
  2. 2 pHを高くすれば、すべての金属について処理に適した状態になる。
  3. 3 対象金属や共存成分を踏まえ、pHを含む処理条件を設定する必要がある。
  4. 4 沈殿生成後は固液分離を行う必要がない。
  5. 5 錯形成能を持つ成分があっても、処理方法への影響を考慮する必要はない。
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正解 3

解説

水酸化物沈殿では、対象金属によって沈殿しやすいpH領域が異なり、共存金属や錯形成能を持つ成分も処理に影響します。例えば亜鉛の処理技術資料でも、pH領域、共沈、錯形成能を持つ成分、沈殿後のろ過が処理方法の選択に関わる点が示されています。したがって、特定のpHや完全除去を断定せず、対象金属と共存成分を確認して条件を設定することが一般原則です。

よくあるミス

  • pHと金属溶解度の一般化

選択肢別解説

1. 誤りの選択肢

沈殿しやすいpH領域は対象金属によって異なるため、すべての金属が同じpHで最小溶解度になるとはいえません。

2. 誤りの選択肢

pHを一律に高くすればよいとは限りません。対象金属や共存成分を踏まえて処理条件を設定します。

3. 正しい選択肢

対象金属、共存成分、錯形成能を持つ成分などを確認してpHを含む処理条件を設定する考え方が、一般原則として適切です。

4. 誤りの選択肢

生成した沈殿を処理水から除くため、沈殿後にろ過などの固液分離を行う必要があります。

5. 誤りの選択肢

錯形成能を持つ成分は単純な水酸化物沈殿を難しくする場合があるため、処理方法への影響を確認します。