確認問題・1T3YN3T9Q65S5FQYGCXCWFSJ19

畜産汚水を対象とする活性汚泥法の窒素除去で、脱窒の説明として、最も適切なものはどれか。

正解を見る前に5つの選択肢を比較し、解説では選択肢ごとの判断理由と根拠資料を確認します。

汚水処理特論 脱窒 応用 目安 100秒
Q

問題

畜産汚水を対象とする活性汚泥法の窒素除去で、脱窒の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 1 脱窒はアンモニア性窒素を硝酸へ酸化する反応である。
  2. 2 脱窒は完全な好気条件で最もよく進む。
  3. 3 脱窒では硝酸性窒素は増加し続け、窒素ガスは生成しない。
  4. 4 pHを調整するだけで窒素を除去する操作である。
  5. 5 脱窒は、無酸素条件で亜硝酸性窒素・硝酸性窒素を窒素ガスへ還元する生物反応である。
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正解 5

解説

畜産汚水の窒素除去では、アンモニア性窒素を好気条件で酸化する硝化工程の後、無酸素条件で亜硝酸性窒素・硝酸性窒素を窒素ガスへ還元する脱窒工程を組み合わせます。脱窒の反応定義と、設備ごとに定めるORP、返送量などの運転条件は区別して理解します。

よくあるミス

  • 硝化と脱窒の反応方向を混同する
  • 無酸素条件と嫌気条件を同義として扱う

選択肢別解説

1. 誤りの選択肢

アンモニア性窒素を亜硝酸・硝酸へ酸化するのは硝化です。脱窒は、硝酸性窒素などを窒素ガスへ還元する別の反応です。

2. 誤りの選択肢

脱窒は溶存酸素が乏しく、硝酸性窒素などが電子受容体として利用される無酸素条件で進みます。完全な好気条件を最適とする説明は誤りです。

3. 誤りの選択肢

脱窒では硝酸性窒素などが還元され、最終的に窒素ガスへ移行します。硝酸性窒素が増え続けるという説明は反応方向が逆です。

4. 誤りの選択肢

pH管理は運転条件の一つですが、脱窒そのものは亜硝酸・硝酸を還元する生物反応です。

5. 正しい選択肢

無酸素条件で亜硝酸性窒素・硝酸性窒素を窒素ガスへ還元する生物反応であり、脱窒の説明として適切です。