Q
問題
畜産汚水を対象とする活性汚泥法で、低水温期に硝化菌を保持するためのSRT管理として、最も適切なものはどれか。
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正解
4
解説
硝化菌は増殖が遅く、低水温では活性も低下します。SRTが短すぎると、硝化菌が増殖するより先に系外へ引き抜かれやすくなります。余剰汚泥の引抜き量を管理して必要なSRTを確保しますが、MLSSを高め過ぎると沈殿槽からの汚泥越流や曝気槽でのDO不足につながるおそれがあります。このため、SRT、MLSS、固液分離及び酸素供給を併せて確認します。
よくあるミス
- 低水温で硝化活性が高まると考える
- SRTだけを見て固液分離とDOを無視する
選択肢別解説
低水温では硝化菌の増殖が遅くなりやすいため、SRTを極端に短くすると硝化菌を系内に保持しにくくなります。必要SRTは方式や条件により異なり、固定日数には限定しません。
SRTは硝化菌を系内に保持する時間尺度で、硝化の成立に関係します。MLSSは槽内固形物濃度の指標であり、MLSSだけでは硝化菌の保持を判断できません。
MLSSが高過ぎる場合には、最終沈殿池からの汚泥越流や曝気槽でのDO不足に注意が必要です。
硝化菌を保持するSRTを確保しながら、MLSS過大時の汚泥越流やDO不足のリスクも併せて確認する考え方です。
硝化は酸素を用いる反応なので、硝化を進める段階には酸素供給が必要です。間欠曝気法でも硝化は曝気時に進め、曝気停止時には脱窒のための無酸素状態を設けます。したがって、硝化槽を常時嫌気状態にする説明は誤りです。